小さな会社のAI利用ルールの作り方|最初に決める5つのこと

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目次
  1. AI利用ルールで、最初に決めるのは何?
  2. どのAIサービスを使ってよいか、どう決めるの?
  3. AIに入れてはいけない情報は、どう決めるの?
  4. AIの出力は、誰が確かめるの?
  5. 著作権や他社の文章は、どう扱うと決めるの?
  6. 相談先と見直しの時期は、どう決めるの?
  7. 1枚にまとめるルール表は、どう作るの?
  8. 結局、AI利用ルールは、何から決めればよいの?
  9. よくある質問
  10. 従業員が数人でも、AIのルールは必要ですか?
  11. ルールを作ったあと、守られているかをどう確かめればよいですか?
  12. ルールの内容が法律に合っているか、どう確かめればよいですか?

結論から言うと、小さな会社がAIを使い始めるときは、「使ってよいサービス」「入れてはいけない情報」「出力の確認者」「著作権や他社の文章の扱い」「相談先と見直しの時期」の5つを決め、1枚の表にまとめておくと動きやすくなります。 分厚い規程は要りません。法律にかかわる点は、この記事では断定せず、最終判断は弁護士などの専門家に確認してください。

手順は4つです。

  1. 社内で、すでにAIを使っている人と使い方を聞き取る
  2. 5つの項目を、1つずつ決める
  3. 1枚のルール表にして、全員に配る
  4. 見直しの時期を決め、困ったときの相談先を知らせる

この記事の例は、すべて架空です。会社ごとに事情は違うため、自社に合わせて読み替えてください。

AI利用ルールで、最初に決めるのは何?

使ってよいサービス、入れてはいけない情報、出力の確認者、著作権や他社の文章の扱い、相談先と見直しの時期の5つです。 この5つがあれば、迷ったときの目安になります。

決めること 決める内容 決める人の例
1 使ってよいサービス 会社として認めるAIの名前と、使い方の範囲 社長、または担当者
2 入れてはいけない情報 顧客情報・個人情報・機密など、入力しないもの 社長と、情報の管理担当
3 出力の確認者 AIの答えを、使う前に確かめる人 各課の責任者
4 著作権や他社の文章の扱い 他社の文章や画像をAIに入れる・使うときの決まり 社長と、専門家への確認
5 相談先と見直しの時期 迷ったときの窓口と、ルールを見直す日 社長、または担当者

どのAIサービスを使ってよいか、どう決めるの?

会社として認めるサービスを数を絞って決め、それ以外は、使う前に相談してもらいます。 無料か有料か、仕事で使うアカウントが会社の名義かどうかで、入力した内容の扱いが変わることがあります。学習への利用や履歴の保存は、サービスや設定、プランごとに違います。公式ページで、担当者が確かめてください。

AIに入れてはいけない情報は、どう決めるの?

「顧客情報」「個人情報」「機密」の3つを、入れない情報として具体例つきで書き出します。 抽象的な言葉だけだと、現場で判断が分かれるためです。

区分 例(架空) 扱い
顧客情報 顧客Aの会社名・担当者名・取引の金額 入れない(伏せ字にしても、中身が分かるものは入れない)
個人情報 社員や顧客の氏名・住所・電話番号・メールアドレス 入れない
機密 未発表の企画、価格表、契約書、社外に出していない資料 入れない
入れてよいもの 一般的な質問、A課の仕事の流れを伏せ字にした説明 内容を確かめてから入れる

伏せ方は「社外秘をAIに入れないための3つの型|「伏せる・丸める・要約する」で仕事に使える範囲が広がる」で説明しています。個人情報の扱いは、個人情報保護法などの法律にかかわります。どこまでが個人情報にあたるかなどの判断は、弁護士などの専門家に確認してください。

AIの出力は、誰が確かめるの?

AIを使った本人が確かめ、社外に出す文書は各課の責任者も確かめる形にします。 AIは、間違いをもっともらしく書くことがあります。社外に出す文書は、特に確かめる人を決めておきます。

  • 社内だけで使うメモ:使った本人が確かめる
  • 取引先や顧客に出す文書:本人に加えて、責任者が確かめる
  • 数字・日付・固有名詞:元の資料と見比べる
  • 確かめた人の名前を、文書の控えなどに残す

著作権や他社の文章は、どう扱うと決めるの?

他社の文章や画像を、そのままAIに入れたり、AIが出した文章をそのまま使ったりしないことを、基本の目安にします。 ただし、何が許されるかは、ケースによって違います。著作権法などの判断は、この記事では断定しません。自社のケースで迷うときは、弁護士などの専門家に確認してください。

  • 他社の文章をAIに入れる:社外の資料は、入れる前に責任者に相談する
  • AIが出した文章を使う:他社の文章に似ていないか、責任者が確かめる
  • AIで作った画像を使う:使う場面を、先に責任者に伝える
  • 迷ったとき:専門家に確認する

相談先と見直しの時期は、どう決めるの?

迷ったときの窓口を1つに決め、見直しの日を、最初から予定表に入れます。 AIのサービスは、短い間に機能や規約が変わることがあります。

  • 相談先:社長や担当者の名前を、ルール表に書く
  • 見直しの時期:半年に1回、または新しいサービスを導入したとき
  • 事故が起きたとき:すぐ責任者に知らせる(隠さなくてよい空気を作る)
  • 専門家:法律や契約にかかわる点は、顧問の弁護士など、決まった窓口に確認する

1枚にまとめるルール表は、どう作るの?

5つの項目を、「ルール」「迷ったとき」の2列で1枚にします。 次は架空の例です。会社に合わせて書き換えてください。

項目 ルール(例) 迷ったとき
使ってよいサービス 会社が認めたサービスのみ。アカウントは会社の名義 担当者に聞く
入れてはいけない情報 顧客情報・個人情報・機密は入れない 入れずに、責任者に聞く
出力の確認者 社外に出すものは、本人と責任者が確かめる 責任者に聞く
著作権・他社の文章 他社の文章は、入れる前に相談する 専門家に確認
相談先・見直し 窓口は担当者。半年に1回見直す 窓口に連絡

表の下に「このルールは、法律の判断ではありません。法律に関わる点は、専門家に確認します」と一文を入れておくと、読む人に伝わりやすくなります。

結局、AI利用ルールは、何から決めればよいの?

まず「入れてはいけない情報」を、具体例つきで決めます。 事故につながりやすいのは、ここだと考えるからです。

最初から完璧なルールは要りません。1枚の表で始めて、使いながら直していけば十分です。まず、社内で「AIをもう使っている人はいますか」と聞くところから始めてみてください。使っている実態が分かれば、ルールも作りやすくなります。

よくある質問

従業員が数人でも、AIのルールは必要ですか?

人数が少なくても、決めておくと安心です。顧客情報をうっかり入れてしまう場面は、人数に関係なく起こり得ます。1枚の表で十分なので、短いものから始めてください。

ルールを作ったあと、守られているかをどう確かめればよいですか?

責任者が、半年に1回などの見直しの日に、使っているサービスと使い方を聞き取ります。責めるためではなく、ルールが現場に合っているかを確かめるために行います。合わない所は、表を直してください。

ルールの内容が法律に合っているか、どう確かめればよいですか?

この記事は、法律の判断ではありません。個人情報保護法や著作権法など、法律にかかわる点は、弁護士などの専門家に確認してください。ルール表の案をAIで整えることはできますが、AIが「問題ありません」と答えても、専門家の確認の代わりにはなりません。

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