ホームページのサーバー選び方|会社のWordPressで見る6点

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結論から言うと、小さな会社が自社のホームページを持つときは、サーバーを「独自ドメイン」「SSL」「メールアドレス」「複数サイト」「バックアップ」「更新の担当」の6つの観点で選ぶと、あとで困りにくくなります。 WordPressを使うなら、サーバーを借りたあとに本体やプラグインを更新する担当を、契約の前に決めておくことが大切です。共用のレンタルサーバーでは、サーバー会社が受け持つのは主にサーバーそのものの管理で、WordPressの中身を最新に保つのは利用する会社の側です。
観点は6つです。
- 自社の名前を使った独自ドメインを持てるか
- 通信を守るSSL(https)を設定できるか
- 会社のドメインでメールアドレスを使えるか
- 1つの契約で複数のサイトを置けるか
- バックアップの取り方と戻し方が分かるか
- WordPressの更新を、誰がするか決まっているか
ホームページを持つとき、サーバーはなぜ必要なの?
サイトのデータを置いて、インターネットに公開するための場所が、サーバーだからです。 会社の建物にあたるのがサーバー、住所にあたるのがドメインです。この2つがそろって、お客様がホームページにたどり着けます。
私は個人のサイトで、エックスサーバーのレンタルサーバーを使ってきました。会社のホームページではなく個人の経験ですが、「借りてからの手入れが大事」という点は、小さな会社にも当てはまると思います。なお、料金やプランの内容は時期によって変わるため、この記事では書きません。公式サイトで最新の条件を確かめてください。
ホームページのサーバーを選ぶとき、何を見ればよいの?
独自ドメイン・SSL・メールアドレス・複数サイト・バックアップ・更新の担当の6つを、公式サイトの案内と社内の体制で一つずつ確かめます。 次の表を、比べるときのメモに使ってください。
| 観点 | なぜ大事か | 確かめること |
|---|---|---|
| 独自ドメイン | 会社の名前が入った住所になり、覚えてもらいやすい | 設定のしかた、ドメインの更新日と更新料 |
| SSL | お客様の入力した内容が、通信の途中で読まれにくくなる | 設定できるか、設定の手順の案内があるか |
| メールアドレス | 会社のドメインのアドレスは、取引先に安心感を与える | 使えるアドレスの数、容量、使い方の案内 |
| 複数サイト | 新しい事業や店舗のサイトを、契約を増やさずに置けることがある | 1契約で設定できるドメインの数 |
| バックアップ | 更新で不具合が出たときに、元に戻せる | 自動で取られるか、保存期間、戻す方法 |
| 更新の担当 | WordPressの本体やプラグインの更新は、利用者の仕事になる | 誰が、どのくらいの頻度で行うか(詳しくは後の節) |
独自ドメインとメールアドレスは、どう考えればよいの?
ドメインは会社の持ち物として、名義と更新日を会社が把握しておきます。 ドメインは、サーバーとは別に更新の期限があります。期限が切れると、ホームページにもメールにもつながらなくなるおそれがあります。契約の名義が担当者の個人になっていないか、更新の通知が届くアドレスは誰が見ているかも、確かめてください。
メールアドレスは、「info@自社のドメイン」のように、会社の名前が入った形にできます。使えるアドレスの数や、容量、スマホで受け取る方法は、サーバーによって違います。申し込む前に、公式の案内で確かめましょう。
複数サイトとバックアップは、なぜ見ておくの?
サイトが増えても契約を増やさずに済むか、不具合のときに戻せるかを、先に見ておくと安心です。 私は1つのサーバー契約で、2つのドメインを設定して使っています。事業が広がって、サービス紹介のサイトや採用のサイトを別に持ちたくなる場合に備えて、設定できるドメインの数は見ておく価値があります。
バックアップは、「ある」だけでは足りません。自動で取られるのか、手動なのか、何日分残るのか、戻すときは誰が操作するのかまで確かめます。更新の前に取っておく習慣をつけると、安心です。
WordPressを使うなら、更新は誰がするの?
本体・テーマ・プラグインの更新を、会社の誰かが続けると決めておきます。 WordPressは、多くの人が使う仕組みのため、プラグインなどの弱点(脆弱性)が見つかることがあります。私が個人のサイトの運営を再開したときも、プラグインに脆弱性が見つかり、本体やプラグインの更新が必要になりました。サーバーを借りていても、更新は利用者の仕事です。
小さな会社では、担当者が兼務になりがちです。次の表のように、役割と頻度を決めておきましょう。頻度は一例で、会社の運用に合わせて決めてください。
| 決めること | 決め方の例 | 備考 |
|---|---|---|
| 更新の担当者 | 総務のAさんなど、個人名で決める | 休むときの代わりの人も決める |
| 確認の頻度 | 月に1回、更新の通知がないか見る | 通知が届くメールの宛先も確認 |
| 更新の前 | バックアップを取ってから行う | 手順は社内マニュアルにしておく |
| 困ったとき | 相談先を決めておく(制作会社など) | 連絡先を、すぐ見られる所に置く |
手順を書き残すときは、「社内マニュアルをAIで作る|小さな会社の始め方と注意点」の進め方が参考になります。管理画面を出張先やカフェのフリーWi-Fiから開くことがあるなら、「出張先・カフェでの通信の守り方|フリーWi-Fi・VPN」も確かめておくと安心です。更新が負担になりそうなら、WordPressを使わない方法もあります。まず、自社で担当できそうかを考えてみてください。
ホームページの文章は、どう用意すればよいの?
サーバーが決まったら、載せる文章を整えます。 AIでの文章の点検は、別の記事にまとめました。「ホームページの文章をAIで見直す|小さな会社の点検手順と注意点」を、あわせて読んでください。料金や実績などの事実は、担当者が確かめてから載せるのが基本です。
結局、サーバーはどう選べばよいの?
6つの観点で候補を並べ、公式サイトで条件を確かめ、更新の担当を決めてから申し込みます。
私が個人のサイトで使ってきたので、エックスサーバーを候補のひとつとして紹介しました。ただし、合うかどうかは、会社の規模や、ホームページに載せたい内容で変わります。まずは、自社のホームページで何をしたいのかを書き出し、6つの観点で見比べてみてください。サーバーを借りるのは入口です。借りたあとの手入れを担当する人まで決めて、はじめて、安心して使えるホームページになります。
よくある質問
WordPressは、パソコンが苦手な担当者でも運営できますか?
文章の追加や修正だけなら、慣れれば運営できる場合が多いです。ただ、更新やバックアップなど、手入れの作業もあります。担当者が不安なときは、制作会社など、相談できる先を決めておくと安心です。
ホームページの制作を業者に頼む場合も、サーバーやドメインは自社の名義にしたほうがよいですか?
自社の名義にしておくと、担当が変わったときにも管理しやすくなります。契約の名義や更新の通知先は、依頼する前に業者と確かめておいてください。
個人用のサーバーを、会社のホームページに使ってもよいですか?
利用条件はサービスごとに違うので、公式サイトの規約で、事業に使えるかを確かめてください。会社の信用に関わる場合は、会社名義で別に契約しておくほうが、管理を分けやすくなります。