小さな店のSNS投稿文をAIで下書きする:始め方と3つの注意点

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目次
  1. SNSの投稿文は、なぜAIに下書きさせやすいのか
  2. 始め方:「事実メモ」からお知らせ・新商品の投稿文を作る
  3. 注意点1:出す前の最終確認は人が行う
  4. 注意点2:言い過ぎの表現と景品表示法
  5. 注意点3:お客さんの写真と個人情報を守る
  6. よくある質問
  7. AIが作った投稿文を、そのまま投稿してもいいですか?
  8. ハッシュタグもAIに任せて大丈夫ですか?
  9. 無料のAIで下書きを作っても大丈夫ですか?

結論から言うと、小さな店のSNS投稿は、日付・価格・商品名などの事実を人がメモにまとめ、AIには「読みやすい文章に整える」下書きだけを任せ、最終確認は人が行う形にすれば、今日から始められます。そのうえで「出す前に人が読み直す」「言い過ぎの表現を使わない」「お客さんの写真と個人情報を守る」の3つを先に決めておくことが大切です。

SNSの投稿文は、なぜAIに下書きさせやすいのか

雑貨店、パン屋、花屋、古着屋など、札幌の小さな店では、店主やスタッフが営業の合間にSNSを更新していることが多いのではないでしょうか。「書くことが思いつかない」「毎回同じような文になる」という悩みは、AIと相性がよい部分です。

ChatGPT、Gemini、Copilotといった一般的なAIアシスタントは、短いメモを投稿らしい文章に整えたり、言い回しを変えた候補をいくつも出したりするのが得意です(機能や料金は変わることがあるので、各サービスの公式ページで確認してください)。一方で、何をいつ、いくらで売るかを決めるのは店の人です。AIは日付や価格もそれらしく書き足してしまうことがあるので、役割を分けておくのが出発点です。

飲食店ならではのメニュー表記の注意点は、札幌の飲食店がAIで最初にやること3つで詳しく書いています。

始め方:「事実メモ」からお知らせ・新商品の投稿文を作る

AIに頼む前に、伝えたい事実を短いメモにしておきます。空欄のまま頼むと、AIが一般的な内容で埋めてしまうからです。

投稿の種類 人が用意する事実 AIに頼むこと
営業のお知らせ 休業日、営業時間の変更、理由 短く丁寧な文に整える
新商品・季節商品 商品名、価格(税込)、販売期間、数量 特徴が伝わる文案を3つ出す
イベント・キャンペーン 日時、内容、条件、締切 条件が読み取りやすい形に並べる
写真の説明文 写っているもの、伝えたいこと 短い説明文と、見えない人向けの説明文

メモができたら、たとえば次のように頼みます。

次のメモをもとに、Instagram用の投稿文を3パターン作ってください。日付・価格・数量はメモのとおりに使い、書き足したり変えたりしないでください。「日本一」「絶対」のような言い過ぎの言葉や、根拠のない比較は使わないでください。 【商品名・価格・販売期間などのメモを貼る】

「数字はメモのとおりに、書き足さない」とはっきり伝えることがポイントです。

候補が出たら、気に入ったものを選んで「もう少し短く」「親しみやすい口調で」「最後に予約の案内を一文足して」のように直してもらいます。うまくいった頼み方と、店らしい言い回しはメモ帳などに残しておくと、次からは同じ型で頼めるので、投稿のたびに一から考えずに済みます。観光客向けに英語を添えたいときも、AIに訳してもらえますが、価格や日付が正しく訳されているかは人が確かめてください。

写真に添える文章も、一緒に頼めます。サービスによっては、目の不自由な方などの読み上げ用に、写真へ説明文(代替テキスト)を付けられる機能があります。

この投稿の写真には、木のトレーに並んだ焼きたてのパンが3種類写っています。投稿に添える1行の説明文と、写真が見えない人にも様子が伝わる説明文を作ってください。

写真そのものをAIに見せる場合は、お客さんの顔や伝票など、写ってはいけないものが入っていないかを先に確かめてください。

注意点1:出す前の最終確認は人が行う

AIの下書きは、そのまま投稿せずに人が読み直します。特に次の点は、AIに任せきりにしないでください。

  • 日付・曜日・営業時間が、実際の予定と合っているか
  • 価格が税込の総額で書かれているか、桁を間違えていないか
  • 商品名や数量、在庫の状況がメモと食い違っていないか
  • 店の雰囲気に合わない言葉づかいになっていないか

書いた人とは別の人が読むと、見落としが減ります。一人で営業している店なら、下書きを作ってから少し時間をおいて、声に出して読み直すだけでも違います。予約投稿の機能を使う場合は、出す日時の設定もあわせて確かめてください。この「下書きはAI、判断と送信は人」という考え方は、問い合わせメールの返信下書きと同じです。

注意点2:言い過ぎの表現と景品表示法

実際よりもよく見せる表現や、実際よりもお得に見せる表現は、景品表示法に触れるおそれがあります。 AIは、売り込みの文章を頼まれると、つい強い言葉を選びがちです。避けたい言い方の例を表にしました。

避けたい言い方の例 気をつける理由 言い換えの例
「日本一」「地域で一番」 根拠がないと、実際よりよく見せる表示になりうる 「当店の定番」「よく選ばれている」
「どこよりも安い」 他店と比べた根拠が要る 「お求めやすい価格で」
「今だけ」「本日限り」 実際は続けるなら、お得に見せる表示になりうる 実際の販売期間を日付で書く
「誰でも」「絶対に」 言い切りは、事実と違うおそれがある 「〜な方におすすめです」

また、店が依頼したり、お礼を渡したりして書いてもらった投稿や口コミは、広告であることが分かるようにする必要があります(2023年10月から始まったステルスマーケティングの規制)。健康食品や化粧品を扱う店は、景品表示法以外の決まりにも関わることがあります。どこまでが問題になるかの細部は、消費者庁の公式サイトの案内で確かめ、迷うときは専門家に相談してください。

注意点3:お客さんの写真と個人情報を守る

お客さんが写った写真は、本人の許可を得たものだけを載せてください。 背景にほかのお客さんが写り込んでいないかも確かめます。お子さんが写る場合は、保護者の方の許可を取りましょう。

  • 予約名、レシート、伝票、スマホの画面など、名前や連絡先が読み取れるものを写さない
  • AIに投稿文を頼むときも、お客さんの名前や連絡先は入れない
  • 外で撮った写真は、周りの人の顔や車のナンバーが写っていないか見る

入れてよい情報と入れない情報の分け方は、社外秘をAIに入れないための3つの型で詳しく説明しています。

まずは、次に出す予定のお知らせ1件について、事実メモを書くところから始めてみてください。メモが整っていれば、AIの下書きはぐっと使いやすくなります。勉強会の日程は決まりしだいお知らせします。

よくある質問

AIが作った投稿文を、そのまま投稿してもいいですか?

おすすめしません。AIは日付や価格、強い言葉をもっともらしく書き足すことがあります。事実と表現を人が確認してから投稿してください。

ハッシュタグもAIに任せて大丈夫ですか?

候補を出してもらうことはできます。ただし、投稿の内容と関係のないものや、思わぬ意味を持つ言葉がまざることがあります。使う前に、一つずつ意味を確かめてください。数を増やしすぎず、店名や地域名など、投稿の内容に合うものに絞るのがおすすめです。

無料のAIで下書きを作っても大丈夫ですか?

下書きを作ることはできます。ただし無料プランでは、入力内容が学習に使われる設定になっている場合があります。お客さんの情報は入れず、利用条件を公式ページで確認してから使ってください。

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