メルマガをAIで下書き|小さな会社が続けやすい型と注意点

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目次
結論から言うと、メルマガは、「件名・あいさつ・本題1つ・お知らせ・配信停止の案内」の5つの型に事実のメモを当てはめて、AIに下書きしてもらえると考えています。ただし、顧客リストや個人情報はAIに渡さないこと。AIの案は、誇張・事実と違う内容・日付の3点を人の目で確かめてください。配信には、同意や配信停止にかかわる決まりがあるため、総務省・消費者庁など公的機関の案内や専門家で確認します。
この記事の例は、すべて架空です。会社ごとに事情は違うため、自社に合わせて読み替えてください。
メルマガの下書きは、AIに頼んでよいの?
下書きなら頼めます。 小さな会社では、書く時間がとれず、配信が止まってしまうことがあります。AIは、型に沿って文を整える手伝いができます。
| 悩み | AIに頼めること | 担当者がやること |
|---|---|---|
| 何を書けばよいか分からない | 型に沿った下書きを出してもらう | 伝えたい本題を決める |
| 件名が思いつかない | 件名の案をいくつか出してもらう | 内容に合う件名を選ぶ |
| 文が長くなる | 読みやすい長さに整えてもらう | 事実が変わっていないか見る |
ChatGPT、Gemini、Copilotなどで試せます(機能や料金、データの扱いはサービスや設定、プランごとに違います)。AIは、自社の本当の予定やお知らせを知りません。送る内容を決めるのは、人です。
メルマガの基本の型は?
件名、あいさつ、本題1つ、お知らせ、配信停止の案内の5つです。 本題を1つに絞ると、読む側が内容をつかみやすいと考えています。
| 部分 | 書く内容 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 件名 | 何についての便りかを一文で | 中身と合っていること。大げさな言葉は避ける |
| あいさつ | 季節や近況を一言 | 長くしない |
| 本題1つ | 今回いちばん伝えたいこと | 話題を詰め込まない |
| お知らせ | 営業日や催しなどの連絡 | 日付・曜日を確かめる |
| 配信停止の案内 | 受け取りをやめる方法 | 分かりやすい場所に書く |
どんな流れで下書きを作ればよいの?
本題を決め、事実のメモを作り、AIに頼み、確認してから配信する順に進めます。 流れは4つです。
- 今回の本題を1つ決める
- 事実のメモ(いつ・何を)を短く書き、型を添えてAIに頼む
- 誇張・事実・日付を人の目で確かめ、自社の言葉に直す
- 配信にかかわる決まりを公的機関の案内で確かめてから、送る
AIに渡す情報と、伏せる情報は何?
公開してよい事実のメモは渡し、顧客リストや個人情報は伏せます。 打った内容は、サービス会社のコンピューターに送られるのが一般的です。履歴の保存や学習への利用は、サービスや設定、プランごとに違います。
| 渡してよい情報 | 伏せる情報 | 置き換えの例 |
|---|---|---|
| 公開済みのお知らせの内容 | 顧客リスト・メールアドレス・名前 | 「お客様」「Aさん」 |
| お店や会社の種類と、文の口調 | 個別の購入履歴や相談の内容 | 「先日のご相談」 |
| 営業日などの公開済みの予定 | 未公開の数字や社外秘の計画 | 「※あとで確認」 |
| 取り上げたい話題のあらまし | 取引先の名前 | 「A社」 |
会社として何を入れないかは、先に決めておくと迷いません。決め方は「小さな会社のAI利用ルールの作り方|最初に決める5つのこと」にまとめています。
頼み方は、どう書けばよいの?
「事実のメモ」「載せる型」「条件」の3つを伝えます。 【 】は、自社の内容に差し替えてください。
新しいお知らせを伝えるとき
小さな【雑貨店】のメルマガの下書きを作ってください。 事実のメモ:【秋の新商品を並べた】。営業日は私が後で入れるので空けておいてください。 型:件名・あいさつ・本題1つ・お知らせ・配信停止の案内。 条件:書いていない事実は足さず、分からない所は「※あとで確認」と書いてください。お客様の名前は伝えていないので、「お客様」と書いてください。
件名を考えるとき
次のメルマガの本題に合う件名を、5つ出してください。事実のメモ:【秋の新商品の紹介】。型は「15字前後の一文」です。 条件:「限定」「今だけ」のような強い言葉は使わず、書いていない事実は足さず、分からない所は「※あとで確認」と書いてください。
短く整えるとき
次のメルマガの本題を、200字以内に整えてください。事実のメモ:下に貼る文の内容です。型は「あいさつの次に置く本題1つ」です。 条件:意味は変えず、新しい情報は足さず、分からない所は「※あとで確認」と書いてください。【ここに文を貼る】
返ってくる案の形や長さは、サービスによって違います。思ったとおりにならないときは、「もっと短く」「もっとやさしく」のように条件を足してみてください。文面づくりの考え方は、「小さな店のSNS投稿文をAIで下書きする:始め方と3つの注意点」とも共通します。
AIの案は、どこを確認すればよいの?
誇張、事実と違う内容、日付の3点を人の目で確かめます。 AIは、文を魅力的にしようとして、頼んでいない言葉を足したり、日付をもっともらしく書き換えたりすることがあるためです。
| 確認すること | 例 | 見直しの方法 |
|---|---|---|
| 誇張 | 「業界初」「大人気」「どこよりも」 | 根拠の資料がなければ削る |
| 事実と違う内容 | 扱っていない商品や、決めていないサービス | メモと一つずつ照らす |
| 日付 | 営業日・催しの日・曜日 | カレンダーで曜日まで見る |
根拠のない表現の削り方は「プレスリリースをAIで下書き|小さな会社が伝える型と確認点」にも書いています。
配信には、どんな決まりがあるの?
同意を得た相手に送ること、送り主や配信停止の方法を示すことなどにかかわる法律やルールがあるため、断定せず、公的機関の案内や専門家で確認してください。 内容は、配信の仕方や送る相手によって変わることがあります。この記事では、法律の中身は説明しません。
- 総務省・消費者庁など、公的機関の案内を読む
- 利用する配信サービスの、公式のヘルプや規約を読む
- 迷うときは、専門家(弁護士など)に相談する
- AIに「問題ないか」と聞いても、答えは決め手になりません
配信の頻度は、どのくらいがよいの?
無理なく続けられる範囲で決めます。 決まった頻度が正解というより、続けられることが大切だと考えています。
- 月に1回など、無理なく出せる頻度から始める
- 書くことが少ない回は、短くしてよい
- 配信日を、あらかじめカレンダーに入れておく
結局、メルマガはAIでどう下書きすればよいの?
本題を1つに決め、事実のメモを5つの型に当てはめてAIに頼み、誇張・事実・日付を確かめ、配信の決まりを公的機関や専門家で確認してから送ります。 顧客リストや個人情報は、入れません。
まず、次のお知らせの本題を1行で書くところから始めてみてください。
よくある質問
顧客のメールアドレスを、AIに渡して宛名を入れてもらってもよいですか?
おすすめしません。個人情報が含まれるためです。宛名は「お客様」などに置き換えて頼み、差し込みは、配信サービスの機能や自分の手元で行ってください。
AIが書いたメルマガを、そのまま配信してもよいですか?
そのまま配信することはおすすめしません。誇張・事実と違う内容・日付を人の目で確かめ、自社の言葉に直してから配信してください。
配信の法律やルールは、AIに聞けば分かりますか?
AIの答えは、決め手になりません。総務省・消費者庁など公的機関の案内や、専門家で確認してください。