メニュー表の英語併記をAIで下書きする|小さな飲食店の進め方

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目次
  1. メニューの英語併記は、AIに頼んでよいの?
  2. どんな流れで進めればよいの?
  3. 頼む前に、何を整理すればよいの?
  4. AIに渡す情報と、伏せる情報は何?
  5. AIには、どう頼めばよいの?
  6. AIの訳は、そのまま使ってよいの?
  7. アレルゲンなど食の安全に関わる表示は、どうすればよいの?
  8. 英語の書き方に、参考になる公式の資料はあるの?
  9. AIの下書きは、どこを確認すればよいの?
  10. 結局、メニューの英語併記はAIでどう進めればよいの?
  11. よくある質問
  12. AIが作った英語のメニューを、そのまま印刷してもよいですか?
  13. アレルゲンの表示も、AIに英語にしてもらえますか?
  14. 英語のほかに、中国語や韓国語も併記したほうがよいですか?

結論から言うと、メニュー表の英語併記は、「材料を整理する→AIで下書き→人が確認→掲示前に見直す」の4つの順に、AIに手伝ってもらえると考えています。ただし、AIの訳には誤りがあり得ます。また、アレルゲンなど食の安全に関わる表示はAIに任せず、レシピや仕入れた食品の表示を見て、人が確かめて書き入れます。

この記事の例は、すべて架空です。お店ごとに事情は違うため、自店に合わせて読み替えてください。

メニューの英語併記は、AIに頼んでよいの?

料理名や説明文の英語の下書きなら頼めます。 小さな飲食店では、営業の合間に英語のメニューを考える時間がとりにくいことがあります。

悩み AIに頼めること 人がやること
料理名をどう訳すか迷う 英語の料理名の案を出してもらう 料理の中身に合うものを選ぶ
どんな料理か伝わりにくい 短い英語の説明文を作ってもらう 書いていない食材が足されていないか確かめる
並べ方が分からない 日本語と英語の並べ方の案を出してもらう 価格や注記を元のメニューと照らす

対話型のAIサービスで試せます(機能や料金、データの扱いはサービスや設定、プランごとに違います)。AIは、伝えない限り、お店の料理に何が入っているかを正確には分かりません。

どんな流れで進めればよいの?

材料を整理し、AIで下書きし、人が確認し、掲示前に見直す順に進めます。 流れは4つです。

  1. 料理名・中身の説明・価格・注記を、日本語でメモにする
  2. メモを添えて、AIに英語の下書きを頼む
  3. 人が、訳の中身と価格を元のメニューと照らし、アレルゲンの欄を確かめて書き入れる
  4. 印刷や掲示の前に、英語が分かる人にも読んでもらって直す

頼む前に、何を整理すればよいの?

4つに分けて、日本語で短く書き出します。 元のメニューにない言葉を足されにくくするため、事実だけをメモにしておくとよいと考えています。

整理すること 書き方の例
料理名 鶏の唐揚げ定食
中身の説明 鶏肉の揚げ物、ごはん、みそ汁、小鉢つき
価格 1,000円(税込)
注記 ごはんの大盛りは無料

アレルゲンの情報は、このメモに入れず、AIの下書きができたあとで人が書き入れます。理由は、あとの見出しで説明します。

AIに渡す情報と、伏せる情報は何?

メニューに載せる予定の事実は渡し、レシピの細かい分量や仕入れ先、原価などの社外秘は伏せます。 履歴の保存や学習への利用は、サービスや設定、プランごとに違います。

渡してよい情報 伏せる情報 置き換えの例
料理名と、主な食材 レシピの細かい分量 渡さない
メニューに載せる価格 原価や仕入れ先 渡さない
お店の雰囲気や口調の希望 従業員の個人名 「スタッフ」

AIには、どう頼めばよいの?

「料理のメモ」「出してほしい形」「条件」の3つを伝えます。 【 】は、自店の内容に差し替えてください。例は架空です。

料理名と説明文を英語にするとき

料理のメモ:【鶏の唐揚げ定食。鶏肉の揚げ物、ごはん、みそ汁、小鉢つき】。 出してほしい形:英語の料理名を1つと、20語以内の英語の説明文を作ってください。 条件:メモに書いていない食材や、「新鮮な」「人気の」のような言葉は足さないでください。アレルゲンは書かず、【アレルゲン】と空けておいてください。

メニュー表の並べ方を頼むとき

次の料理名と価格を、日本語の下に英語を添える形で並べてください。価格は書いたとおりの日本円のままにし、外国のお金への換算はしないでください。 【(料理名と価格のメモを貼る)】

訳を見直してもらうとき

次の英語のメニューで、日本語の意味とずれていそうな所や、伝わりにくそうな所があれば、一覧にしてください。直した案も1つずつ示し、自信がない所は「※確認が必要」と書いてください。 【(英語のメニューを貼る)】

案の形や長さは、サービスによって違います。思ったとおりにならないときは、「もっと短く」のように条件を足してみてください。メニューの多言語化をふくめ、飲食店でAIを使い始める考え方は「札幌の飲食店がAIで最初にやること3つ|メニューの多言語化・口コミ返信・SNS投稿」にまとめています。

AIの訳は、そのまま使ってよいの?

そのまま使わないでください。AIの訳には、誤りがあり得ます。 料理名を取り違えたり、元のメニューにない言葉を足したりすることがあるためです。

起きやすいこと 見直し方
料理名や食材名を取り違える 日本語のメモと、1品ずつ照らし合わせる
書いていない言葉を足す 産地や「新鮮な」などの言葉が増えていないか見る
価格や数字を書き換える 価格・量・注記を、元のメニューと照らす

産地や品質に関わる言葉が足されていると、事実と違う表示になることがあります。表示の言葉の考え方は「商品説明文やPOPの文章をAIで作る|小さな店の始め方と表示の注意」にまとめています。

アレルゲンなど食の安全に関わる表示は、どうすればよいの?

AIに任せず、人が確かめて書き入れます。 アレルゲンは、訳し分けの誤りや書き漏れが、お客様の安全に関わるためです。AIは、伝えない限り、料理に使った食材を正確には分かりません。

  • AIの下書きでは、アレルゲンの欄を【アレルゲン】と空けておく
  • 料理に使う食材は、レシピと、仕入れた食品の表示を見て人が確かめる
  • 確かめられない内容は、推測で書かない(空欄のままにせず、お店の人に確かめる方法を考える)
  • 食材や仕入れ先を変えたときは、日本語と英語の欄を一緒に直す

消費者庁の「食物アレルギー表示に関する情報」では、特定原材料を含む旨の表示は、容器包装された加工食品について義務付けていると示されています。飲食店などの外食・中食については、同じく消費者庁の「外食・中食での食物アレルギーについて」のページで、事業者向けのリーフレットやパンフレットが公開されています。お店で出す料理の情報をどう伝えるかは、これらの公式のページで確かめてください。

英語の書き方に、参考になる公式の資料はあるの?

観光庁の「観光立国実現に向けた多言語対応の改善・強化のためのガイドライン」が、考え方の参考になると考えています。 飲食店のメニュー向けの資料ではなく、美術館・博物館、自然公園、観光地、道路、公共交通機関などを対象にしたものです。

ガイドラインの概要に書かれていること メニューでの生かし方の例
使用言語は、英語を基本とする まず英語の併記から始める
固有名詞はローマ字、普通名詞は英語で表記する(例:日比谷公園 Hibiya Park) 料理名のローマ字に、英語の短い説明を添える
施設や地域の特性から必要性が高い場合は、中国語や韓国語などの表記が望ましい 来店の多い国や地域に合わせて、言語を増やすか考える

ガイドラインの細かい内容は、観光庁の公式の資料で確かめてください。

AIの下書きは、どこを確認すればよいの?

3点を、人が確かめます。 AIは、条件を読み落としたり、もっともらしい文を作ったりすることがあるためです。

確認すること 見直しの方法
料理の中身と合っているか 料理名・説明を、日本語のメモと1品ずつ照らす
アレルゲンを人が書き入れ、価格が元のメニューと合っているか レシピや仕入れた食品の表示、料金表と照らす
英語として読みやすいか 英語が分かる人に読んでもらい、伝わるか聞く

最後に決めるのは、人です。チラシの文面も同じ考え方で下書きできます。詳しくは「お店のチラシの文面をAIで下書きする|小さな会社の進め方」にまとめています。

結局、メニューの英語併記はAIでどう進めればよいの?

料理の事実をメモにしてAIで英語の下書きを作り、訳の中身と価格を人が元のメニューと照らし、アレルゲンは人が書き入れて、掲示前に見直します。 アレルゲンなど食の安全に関わる表示は、AIに任せません。

まず、よく注文される料理を1品選び、料理名・中身の説明・価格・注記の4つを、日本語で紙に書き出すところから始めてみてください。

よくある質問

AIが作った英語のメニューを、そのまま印刷してもよいですか?

そのまま使うことはおすすめしません。AIの訳には誤りがあり得るため、料理の中身・価格を元のメニューと照らし、アレルゲンは人が確かめて書き入れ、最後は人が判断してください。

アレルゲンの表示も、AIに英語にしてもらえますか?

アレルゲンの表示は、AIに任せないでください。料理に使う食材をレシピや仕入れた食品の表示で人が確かめ、日本語と英語の欄を人が書き入れてください。

英語のほかに、中国語や韓国語も併記したほうがよいですか?

お店によって違います。観光庁のガイドラインでは、英語を基本とし、施設や地域の特性から必要性が高い場合に、中国語や韓国語などの表記が望ましいとされています。来店するお客様の様子を見て考えてください。

確認した出典:消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」、消費者庁「外食・中食での食物アレルギーについて」、観光庁「観光立国実現に向けた多言語対応の改善・強化のためのガイドライン」概要。2026年10月8日に確認。制度は変わることがあるため、最新の公式ページをご確認ください。この記事の例文は、すべて架空です。

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