新商品のネーミング案をAIで出す|小さなお店の進め方

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目次
  1. ネーミングは、AIに頼んでよいの?
  2. どんな流れで進めればよいの?
  3. AIに渡す情報と、伏せる情報は何?
  4. AIには、どう頼めばよいの?
  5. 候補は、どう絞り込めばよいの?
  6. なぜ、AIの案が既存の商標とぶつかることがあるの?
  7. J-PlatPatでは、どう確かめればよいの?
  8. 判断に迷うときは、どうすればよいの?
  9. 結局、新商品のネーミングはAIでどう進めればよいの?
  10. よくある質問
  11. AIが出した名前を、そのまま商品名にしてもよいですか?
  12. AIに「この名前は商標登録されていますか」と聞けば、調べなくてよいですか?
  13. J-PlatPatで同じ名前が見つからなければ、使っても問題ありませんか?

結論から言うと、新商品のネーミングは、「社外秘を伏せて商品のことを整理する→AIで案を出す→人が絞り込む→J-PlatPatで確かめる」の4つの順に、AIに手伝ってもらえると考えています。ただし、AIの案は、すでに他の事業者が登録している商標とぶつかることがあります。候補は、INPIT(工業所有権情報・研修館)が運営する特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」などで確かめ、判断に迷うときは専門家に相談してください。

この記事の例は、すべて架空です。お店ごとに事情は違うため、自店に合わせて読み替えてください。商品の説明文は「商品説明文やPOPの文章をAIで作る|小さな店の始め方と表示の注意」で扱っているので、ここでは「商品の名前を考えて確かめるまで」に絞ります。

ネーミングは、AIに頼んでよいの?

名前の案を出してもらう手伝いなら頼めます。 小さなお店では、新商品の準備に追われて、名前を考える時間がとりにくいことがあります。

悩み AIに頼めること 人がやること
名前の案が浮かばない 雰囲気に合う案をいくつも出してもらう 自店に合う案を選ぶ
案の方向が決まらない ひらがな・カタカナ・漢字など、違う方向の案を出してもらう お店の雰囲気に合う方向を決める
似た名前がないか心配 確かめる手順を整理してもらう J-PlatPatなどで、人が確かめる

対話型のAIサービスで試せます(機能や料金、データの扱いはサービスや設定、プランごとに違います)。AIに「この名前は登録されていますか」と聞いても、その答えは確認の代わりにはなりません。登録の有無は、人が確かめます。

どんな流れで進めればよいの?

商品のことを整理し、AIで案を出し、人が絞り込み、J-PlatPatで確かめる順に進めます。 流れは4つです。

  1. 商品の種類、特徴、名前の雰囲気の希望を、短くメモする
  2. 発売前の社外秘を伏せたメモを添えて、AIに名前の案を頼む
  3. 人が、読みやすさ、商品との合い方、他店の名前と紛らわしくないかを見て、候補を絞る
  4. 絞った候補を、J-PlatPatの商標検索で確かめ、迷うときは専門家に相談する

AIに渡す情報と、伏せる情報は何?

商品の種類・特徴・名前の雰囲気は渡し、仕入れ先や原価、取引先の名前などの社外秘は伏せます。 履歴の保存や学習への利用は、サービスや設定、プランごとに違います。

渡してよい情報 伏せる情報 置き換えの例
商品の種類(焼き菓子、雑貨など) 仕入れ先や原価 渡さない
商品の特徴(味、形、使う場面など) 取引先や協力してくれるお店の名前 「協力先」
名前の雰囲気や文字数の希望 発売日や数量など、まだ社外に出していない計画 「近日発売」のように丸める

伏せ字の考え方は「社外秘をAIに入れないための3つの型|「伏せる・丸める・要約する」で仕事に使える範囲が広がる」にまとめています。

AIには、どう頼めばよいの?

「商品の種類と特徴」「名前の雰囲気」「案の条件」の3つを伝えます。 【 】は、自店の内容に差し替えてください。例は架空です。

最初に案を広く出してもらうとき

商品の種類と特徴:【冬に向けた焼き菓子。バターの香りが強く、手のひらにのる大きさ】。 名前の雰囲気:【やわらかく、覚えやすい】。 案の条件:名前の案を10個出してください。ひらがな・カタカナ・漢字を混ぜ、それぞれ短い由来を添えてください。実在する会社名や商品名は使わないでください。

方向を決めて案を増やしてもらうとき

商品の種類と特徴:【 】。 名前の雰囲気:【ひらがなで、やさしい響き】。 案の条件:【4文字以内】の名前の案を10個出してください。読み方が一つに決まるものにしてください。

絞った候補を見比べてもらうとき

商品の種類と特徴:【 】。 名前の雰囲気:【 】。 案の条件:次の候補を、読みやすさと、商品の特徴との合い方の2点で見比べてください。他店の名前と紛らわしくないかと、登録されているかどうかは判断せず、「※確認が必要」と書いてください。 【(候補を貼る)】

案の形や長さは、サービスによって違います。思ったとおりにならないときは、「もっと短く」「漢字を使わずに」のように条件を足してみてください。

候補は、どう絞り込めばよいの?

読みやすさ、商品との合い方、他店の名前と紛らわしくないかの3点を、人が見て絞ります。 AIの案は、言葉の響きが整っていても、自店の商品やお客様に合うとは限りません。

見ること 見直しの方法
読みやすさ 声に出して読み、読み方が一つに決まるか、言い間違えにくいかを見る
商品との合い方 名前から受ける印象が、実際の商品の中身と違っていないかを見る
他店の名前と紛らわしくないか 同じような商品を扱うお店に、似た名前がないかを見る

候補は、J-PlatPatで確かめる前に、数個まで絞っておくと調べやすいと考えています。

なぜ、AIの案が既存の商標とぶつかることがあるの?

AIの案は、すでに世の中で使われている言葉の組み合わせから出てくることがあり、他の事業者の登録商標と同じか似ている場合があるためです。 特許庁の案内では、商標を次のように説明しています。

特許庁の案内の内容 要点
商標とは 事業者が、自社の商品・サービスを他社のものと区別するために使用するマーク(識別標識)
商標権の範囲 マークと、そのマークを使用する商品・サービスの組合せで一つの権利となる
登録を受けないまま使った場合 先に他社が同じような商標の登録を受けていれば、その他社の商標権の侵害にあたる可能性がある
先願主義 同じか似た商品・サービスについて、同じか似た商標の出願があった場合、先に使っていたかどうかにかかわらず、先に出願した者に登録を認める

特許庁の案内では、紛らわしいかどうかは、商標同士が似ているかと、商品・サービス同士が似ているかの両方をみて判断するとされています。商標が似ているかは、外観(見た目)、称呼(呼び方)、観念(意味合い)を総合的にみるとされています。名前の文字が違っても、読み方が似ていれば紛らわしいとされることがあるため、AIの案をそのまま使わずに確かめます。

J-PlatPatでは、どう確かめればよいの?

絞った候補を、J-PlatPatの商標検索で調べます。 J-PlatPatは、独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が運営する、特許・意匠・商標などの公報情報を無料で検索・閲覧できるサービスです。

  • 絞った候補の名前と、読み方が似た言葉を、商標検索で調べる
  • 似た名前が見つかったら、どんな商品やサービスについての登録かを見る
  • 商品やサービスの区分(第1類~第45類)は、INPITや特許庁の公式の案内で確かめられる

画面の使い方は、INPITや特許庁の公式の案内で確かめてください。検索で同じ名前が見つからなくても、似ているかどうかの判断は、名前と商品・サービスの両方をみて行われるため、それだけで問題がないとは言い切れません。

判断に迷うときは、どうすればよいの?

似た名前が見つかったときや、自分で判断がつかないときは、専門家に相談してください。 商標の扱いは、名前の似かたや商品・サービスの重なり方によって変わるためです。

迷う場面 考え方
読み方が似た登録商標が見つかった 自分で判断せず、専門家に相談する
商品・サービスの区分が分からない INPITや特許庁の公式の案内で確かめ、迷えば専門家に相談する
名前を自店で登録したい 特許庁の公式の案内を読み、迷えば専門家に相談する

チラシに名前を載せるときの考え方は「お店のチラシの文面をAIで下書きする|小さな会社の進め方」にまとめています。

結局、新商品のネーミングはAIでどう進めればよいの?

社外秘を伏せて商品のことを整理し、AIで案を出し、人が読みやすさ・商品との合い方・紛らわしさを見て絞り込み、J-PlatPatで確かめ、迷うときは専門家に相談します。AIの案は、既存の商標とぶつかることがあるためです。 登録の有無の確認は、AIに任せません。

まず、次に出す商品を1つ選び、商品の種類、特徴、名前の雰囲気の希望を、紙に一行ずつ書き出すところから始めてみてください。

よくある質問

AIが出した名前を、そのまま商品名にしてもよいですか?

そのまま使うことはおすすめしません。人が読みやすさ・商品との合い方・紛らわしさを見て絞り込み、J-PlatPatで確かめ、迷うときは専門家に相談したうえで、最後は人が判断してください。

AIに「この名前は商標登録されていますか」と聞けば、調べなくてよいですか?

AIの答えは、確認の代わりにはなりません。J-PlatPatの商標検索で、人が確かめてください。

J-PlatPatで同じ名前が見つからなければ、使っても問題ありませんか?

それだけで問題がないとは言い切れません。似ているかどうかは、名前と商品・サービスの両方をみて判断されるため、迷うときは専門家に相談してください。

確認した出典:特許庁「商標制度の概要」、INPIT「J-PlatPatについて」。2026年10月8日に確認。制度やサービスは変わることがあるため、最新の公式ページをご確認ください。この記事の例文は、すべて架空です。

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