シフト表の下書きをAIで作る|小さなお店の進め方

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目次
  1. シフト表は、AIに頼んでよいの?
  2. どんな流れで作ればよいの?
  3. 条件は、どう集めればよいの?
  4. AIに渡す情報と、伏せる情報は何?
  5. AIには、どう頼めばよいの?
  6. 労働時間や休憩の決まりは、どう確かめればよいの?
  7. AIの下書きは、どこを確認すればよいの?
  8. 結局、シフト表はAIでどう作ればよいの?
  9. よくある質問
  10. 従業員の名前を、そのままAIに入れてもよいですか?
  11. AIが作ったシフト表を、そのまま使ってもよいですか?
  12. 労働時間の決まりも、AIに聞けば分かりますか?

結論から言うと、シフト表は、「条件を集める→AIで下書き→人が確認→共有して直す」の4つの順に、AIに手伝ってもらえると考えています。ただし、従業員の氏名・連絡先・家庭の事情はAIに渡さず、「Aさん」「Bさん」のような伏せ字に置き換えてください。労働時間・休憩・休日には法律の決まりがあるため、厚生労働省の案内で確かめ、最終的には人が判断します。

この記事の例は、すべて架空です。お店ごとに事情は違うため、自店に合わせて読み替えてください。

シフト表は、AIに頼んでよいの?

組み合わせの下書きなら頼めます。 小さなお店では、希望の休みや営業時間を見ながらシフトを組むのに、時間がかかることがあります。

悩み AIに頼めること 人がやること
組み合わせを考える時間がない 条件に沿った下書きを出してもらう 実際に回せるか確かめる
希望の休みが重なる 重なりの一覧を出してもらう 誰に相談するか決める
人が足りない時間が分からない 足りない時間帯を洗い出してもらう 対応を決める

ChatGPT、Gemini、Copilotなどで試せます(機能や料金、データの扱いはサービスや設定、プランごとに違います)。AIは、お店の実際の忙しさや、一人ひとりの事情を知りません。

どんな流れで作ればよいの?

条件を集め、AIで下書きし、人が確認し、共有して直す順に進めます。 流れは4つです。

  1. 営業時間、必要な人数、希望の休みや入れる時間帯を集める
  2. 伏せ字に置き換えた条件を添えて、AIに下書きを頼む
  3. 人が、法律の決まりやお店の事情に合うか確認する
  4. 従業員に共有し、気づいた所を直す

条件は、どう集めればよいの?

4つを短く書き出します。

集める条件 書き方の例
営業時間 11時〜21時、火曜定休
必要な人数 昼は2人、夜は3人
希望の休み・入れる時間帯 Aさんは土曜休み、Bさんは平日の夜のみ
1人あたりの目安 週に入れる日数や時間の上限

AIに渡す情報と、伏せる情報は何?

勤務の条件は渡し、氏名・連絡先・家庭の事情は伏せます。 履歴の保存や学習への利用は、サービスや設定、プランごとに違います。

渡してよい情報 伏せる情報 置き換えの例
営業時間と必要な人数 従業員の氏名 「Aさん」「Bさん」
勤務できる曜日と時間帯 電話番号・住所 渡さない
週の日数や時間の上限 休みの理由(家庭・学校の事情など) 「この日は休み」とだけ書く

伏せ字の考え方は「社外秘をAIに入れないための3つの型|「伏せる・丸める・要約する」で仕事に使える範囲が広がる」にまとめています。お店として何を入れないかは「小さな会社のAI利用ルールの作り方|最初に決める5つのこと」も参考になります。

AIには、どう頼めばよいの?

「お店の条件」「一人ひとりの条件」「出してほしい形」の3つを伝えます。 【 】は、自店の内容に差し替えてください。ただし「Aさん」「Bさん」のような伏せ字は、実名に戻さずそのまま使ってください。例は架空です。

1週間の下書きを頼むとき

お店の条件:【営業は11時〜21時、火曜定休。昼は2人、夜は3人必要】。 一人ひとりの条件:【Aさんは土曜休み、Bさんは平日の夜のみ、Cさんは週3日まで】。 出してほしい形:曜日を横、時間帯を縦にした表で下書きしてください。条件を満たせない所は空けて「※人が足りない」と書いてください。

希望の休みの重なりを調べるとき

一人ひとりの条件:【Aさんは土曜休み、Bさんは土曜と日曜休み、Cさんは日曜休み】。 お店の条件:【土日は3人必要】。 出してほしい形:人が足りなくなる曜日と時間帯だけを、短く一覧にしてください。

直したい所を伝えるとき

さきほどの下書きで、【Cさんが週4日になっている】ので、週3日までに直してください。 直したことで人が足りなくなる所は、「※人が足りない」と書いてください。

案の形や長さは、サービスによって違います。思ったとおりにならないときは、「もっと短く」のように条件を足してみてください。シフトの決め方を手順として残す考え方は「社内マニュアルをAIで作る|小さな会社の始め方と注意点」と共通します。

労働時間や休憩の決まりは、どう確かめればよいの?

厚生労働省の公式ページで確かめます。 AIは、決まりを知らないまま組んだり、古い情報で説明したりすることがあるためです。厚生労働省の案内では、主に次の3点が示されています。

決まり 厚生労働省の案内の内容
労働時間 原則として、1日8時間、1週間40時間を超えて働かせてはいけない
休憩 労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上
休日 少なくとも毎週1日、または4週間を通じて4日以上

例外や細かい扱いもあります(たとえば、常時9人以下の商業・接客娯楽業などは、週の上限を44時間とする特例の対象です)。ここでは触れる程度にとどめます。自店のシフトが当てはまるか迷うときは、公式の案内を読むか、社会保険労務士などの専門家に確認してください。

AIの下書きは、どこを確認すればよいの?

3点を、人が確かめます。 AIは、条件を読み落としたり、もっともらしい表を作ったりすることがあるためです。

確認すること 見直しの方法
法律の決まりに合っているか 労働時間・休憩・休日を、公式の案内と照らす
一人ひとりの条件と合っているか 希望の休みや日数の上限を、元のメモと照らす
お店が回るか 忙しい時間帯の人数を、実際の様子と照らす

最後に決めるのは、人です。AIの下書きは、組み合わせを考えるための材料として使います。

結局、シフト表はAIでどう作ればよいの?

条件を集め、伏せ字に置き換えてAIで下書きし、法律の決まりと一人ひとりの条件を人が確かめ、共有して直します。 氏名・連絡先・家庭の事情は、渡しません。

まず、来週の営業時間と必要な人数を、1枚の紙に書き出すところから始めてみてください。

よくある質問

従業員の名前を、そのままAIに入れてもよいですか?

おすすめしません。「Aさん」「Bさん」に置き換え、表ができてから、お店の中で実名に戻してください。

AIが作ったシフト表を、そのまま使ってもよいですか?

そのまま使うことはおすすめしません。労働時間・休憩・休日の決まりや、一人ひとりの条件に合うかを人が確かめ、最後は人が判断してください。

労働時間の決まりも、AIに聞けば分かりますか?

考え方の入り口にはなりますが、間違えることもあります。厚生労働省の公式ページで確かめ、迷うときは専門家に確認してください。

確認した出典:厚生労働省「労働時間・休日」、和歌山労働局「労働時間(第32条・第40条)」。2026年10月7日に確認。制度は変わることがあるため、最新の公式ページをご確認ください。

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